こんにちは。昨日は土用の丑の日でしたね。
すっかり忘れていてウナギを用意するのを忘れて普通の夕食になってしまいました。主人はそんなにウナギが好きでもありませんので問題はなかったのですが、やっぱり季節の行事はそれなりに気にしたいタイプの私です。
さて毎年土用の丑の日の頃に我が家の田んぼは中干しに入ります。
中干しとは田んぼに水を入れずに、一旦田んぼの土にひび割れが入って白くなるまで干していく事です。
中干しは稲の生長を調整するために必要な作業になります。例えば
- 根が強くはるように土中に酸素を補給して根腐れを防ぎます。
- 土中の有毒ガス(硫化水素・メタンガスなど)を抜くことができます。
- 水を落とすことによって肥料分である窒素の吸収を抑え、過剰なぶんけつ(稲が増えていくこと)を抑制します。
- 土を干して固くし、稲刈りなどの作業性を高めます。
このように中干しはお米作りにとって必要な作業になります。
ただしこの中干しで失敗したことは何度もあります。失敗といっても稲を全滅させるものではないのですが、中干しは約一週間位しますが、その後に水が来なくなっていつまで経っても水を入れられないという事がありますので、怖い作業ではあります。
梅雨が終わり夏になると雨が降らないので水不足になってしまうんですよね。なので毎年ギリギリまで中干しを遅らせるのですが、今年はそうもいっていられなくなりました。
7月の上旬に大雨が降ったのですが、我が家の田んぼまで水が来てくれないんです。そんなはずはないと川まで様子を見に行ってみますと、

赤丸の部分の仕切り板が無くなっていて水がそのまま川に流れて、私達の田んぼにつながる水路に入ってきていなかったんです。
これは私達にとって大事件です。それでなくても3年前の豪雨災害で仕切ってあった石が崩れ水が来にくくなっているのに、命綱のこの仕切り板まで無くなってしまうと私達の田んぼに水が来ません。
それどころかこの水路を使っている田んぼが全部全滅してしまいます。
しかしなすすべもなく、唯一お義父さんがこの辺の水事情に詳しい近所の方に言って回ってくれたので、直してくれるのをただひたすら待つしかありません。
初めは奥の手のポンプを使って水を入れていたのですが、
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ホースが届かない田んぼがありますので、そこにはどうしても水を入れる事が出来ません。
というわけで、ほぼ強制的に中干しに入りました。
その中干しもそろそろ終わって水を入れないといけないんですが、相変わらず水は来ていません。
川はどうなったか見に行ってみますと、

一応応急処置で板がはめられていました。しかし完全に仕切られていない上もう既に水自体少なくなっていますので、水路には入って来ない様です。
本当に困りました。今主人と対策を練っています。が、ホースを買って来てひたすら田んぼまで延ばしてポンプで水を入れるしかなさそうです。
他の方も絶対困っているはずですので、早く完全に修理してくれることを願うばかりです。
では今日はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。フォローして頂けるとブログ更新の励みになります。また次回で・・・
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