昨年から導入された現役ドラフト、今年も12月8日(金)に行われます。
そこでこの記事ではカープからは誰が選出されるのかを勝手に各ポジションごとに考察してみました。
この記事でわかる事
現役ドラフトが12月8日に控え、ファンの間ではどの選手がこの制度の下で指名されるのかそしてカープからは誰が指名されていくのか、注目されています。この記事では、現役ドラフト制度の概要やカープからの選出候補を各ポジション別に考察していきます。昨年の現役ドラフトの結果や指名選手の活躍を振り返りつつ今年のカープから誰が移籍することになるのか考察していきましょう。
現役ドラフト制度の概要

まずは現役ドラフト制度の仕組みを確認しておきましょう。
開催日時
今年の現役ドラフトの開催日は12月8日(金)に東京都内で行われます。
経緯や仕組み
この制度は選手会側が2022年以前から採用を希望してきて昨年ようやく開催にこぎつけた経緯があります。選手会側の本来の要望は活発な移籍が可能になる事を目指したものだったが一旦この様な制度で落ち着きました。
この制度の仕組みは普通のドラフト(新人選択会議)と異なり「事前選挙システム」と呼ばれる制度を考案し各球団はまず2名づつ名簿を提出、12球団が獲得希望選手を発表し多くの指名選手を受けた球団からウエーバー方式で改めて獲得希望選手を指名していきます。各球団は必ず1名指名し獲得しなければなりません。
ちなみに指名された選手は移籍を拒むことは出来ません。拒む場合は任意引退扱いとなり退団となります。
現役ドラフトの対象者の基準

全ての選手が対象になるわけではありません。ある条件が設定されています。
除外対象選手は以下の選手になります。この基準に当てはまらない選手が対象選手となるわけです。
昨年の現役ドラフトの振り返り

昨年の現役ドラフトの結果はどうだったのでしょうか。各球団の獲得選手の一覧が下記になります。
獲得選手 | 旧所属球団 | ||
阪神 | 大竹耕太郎 | 投手 | ソフトバンク |
広島 | 戸根千明 | 投手 | 巨人 |
DeNA | 笠原祥太郎 | 投手 | 中日 |
巨人 | オコエ瑠偉 | 外野手 | 楽天 |
ヤクルト | 成田 翔 | 投手 | ロッテ |
中日 | 細川成也 | 外野手 | DeNA |
オリックス | 渡辺大樹 | 外野手 | ヤクルト |
ロッテ | 大下誠一郎 | 内野手 | オリックス |
ソフトバンク | 古川侑利 | 投手 | 日本ハム |
楽天 | 正隨優弥 | 外野手 | 広島 |
西武 | 陽川尚将 | 内野手 | 阪神 |
日本ハム | 松岡洸希 | 投手 | 西武 |
この選手達のなかで突出して活躍したのは阪神の大竹耕太郎投手と中日の細川成也外野手です。
大竹投手は21試合に登板し12勝2敗防御率3.31の好成績を挙げ阪神のリーグ優勝、日本一に貢献しました。
細川外野手は140試合出場で打率.253本塁打24本78打点とその才能が開花し苦しいチーム事情の中奮闘しました。
カープから選出される候補をポジション別に考察

カープから現役ドラフトの指名候補として提出されるのは誰になるのか、各ポジションから考えてみました。
投手
・高橋昂也 花咲徳栄高校から2016年ドラフト2位で入団。2年目には1軍登板を果たし初勝利も挙げる。期待値も高かったがケガ等もあり伸び悩む。ここ2年1軍登板なし。
・中村祐太 関東第一高校から2013年ドラフト5位で入団。一時期はローテに入る活躍も見せていたがここ数年は影が薄くなっている。
捕手
・中村奨成 広陵高校から2017年ドラフト1位で入団。地元期待の星だったが、近年スキャンダルが続きファンの心も離れてしまった。
内野手
有力な候補はいないと思われるがあえて挙げるなら曽根海成。
2013年育成3位でソフトバンクに入団。2018年にトレードで広島へ加入。曽根がリストに挙がる可能性は低いと思われるが結構この選手を予想している情報あり。
外野手
・宇草孔基 2019年ドラフト2位で法政大学から入団。層の厚い左の外野陣の中にあって出番激減。他球団でチャンスを与えるか。
広島カープの2023現役ドラフト選出候補の考察まとめ

昨年から始まった現役ドラフト。今年は12月8日に開催されます。カープからの選出候補を各ポジションから考察してきました。
カープからの選出候補として、投手には高橋昂也と中村祐太。高橋選手は故障などもあり伸び悩み、ここ2年間は1軍登板がありませんでした。中村選手も以前の活躍からは影が薄くなっています。
捕手の中村奨成は、スキャンダルが続き、ファンの関心が薄れています。内野手では有力な候補は見当たりませんが、情報筋では曽根海成が挙がる可能性があるとされています。外野手の宇草孔基は、左の外野陣で出番が少なく、他球団でのチャンスをの声も。
今回のドラフトで新人左腕を複数獲得したことからも左腕投手の放出は十分ありうるのではないか。各球団2名提出なのでもう一人はやはり中村奨成あたりか。
ただ、スキャンダル続きの選手を他球団が獲得するかはわからないが・・、
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