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猫の「末期腎臓病」 治療法とその経過 諦めず頑張ります!!

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猫のリンちゃん
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こんにちは。 昨日私達の愛猫「リン」にチュールでひな祭りのお祝いをした事を投稿しましたが、もう一つのお祝いもあったんです。それは何かは後ほどにします。

実はリンは「末期の腎臓病」なんです。

去年の12月中旬頃からリンの元気がなくなっていました。最初は寒いからジッとしているのかなと思っていました。なのでエアコンをつけっぱなしにして様子を見ていたんですけど少しも元気になってくれません。餌はちゃんと食べるし、トイレの状態も変わったことはないようですし、椅子などに昇って寝れるくらいには動けてたので暫くは様子を見てたんですけど、あまりにも動かなくなってきたので病院に行ってきました。でも餌は食べるので風邪をひいたのかな?位に思っていたんですけど、現実は悲しいものでした。

先生に「腎臓病です。しかも末期です。」と言われた時は信じられませんでした。その時リンはまだ2才にもなっていなかったんですから。先生の説明によると純血種の動物はこのように先天的に病気を持っている子が割合は少ないですがいるそうです。リンの場合はもう腎臓が正常の形では無いので治る事は無いと言われました。血液検査の結果は腎臓の機能を示すBUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)が正常値をはるかに上回り、機械では測定不能な程悪い状態でした。

3日連続の静脈点滴

リンは腎臓病もですがまず脱水症状が酷かったのでそこを対処することから始まりました。治療法は「静脈点滴」か「皮下点滴」です。皮下点滴の方は時間も5分位で済み金額的にも安くすみます。しかもやり方を教えてもらえば私みたいな素人でも点滴をする事が出来ます。注射代がかからない為1回500円位ですみます。静脈点滴はその名の通り直接血液に1日かけてゆっくり点滴していきます。効き目は勿論静脈点滴の方があります。しかし時間が1日かかるので入院の必要があります。しかも最初は3日連続で点滴をしなければ効き目が思うように出ません。今のリンの状態で3日間も会えないのは不安でしかありません。しかし送り迎えが出来るのなら日帰り入院でも大丈夫と言われたので、家族と相談し静脈点滴を選びました。朝は私は仕事があるのでお義父さんとお義母さんに連れて行ってもらい夕方に私が迎えに行きました。お義父さんとお義母さんには本当に感謝です。お義父さんもお義母さんもリンの事を心配してくれていて嬉しかったし、勇気づけられました。

しかし、この3日間はしんどかったです。勿論肉体的にではなく精神的にです。元気のないリンを毎日連れていくことも心苦しいし、何より知らないところに1日中いさせるのも可哀想でした。しかも治る事はないんです。とにかくしんどそうにしているリンを少しでも楽にしてあげたい一心でした。そう、その時は元気になって欲しいというより楽になって欲しいでした。病院からの帰り道、リンはケースの中にいるものの少しでも私の傍に寄って来て甘えた声で鳴いているのを見ていると「私がこの子を守ってみせる」と思えて来て、元気になって後で振り返ればきっといい思い出になると信じてこの3日間は頑張りました。

静脈点滴の結果

そんな思いでの3日後、血液検査を受けましたが結果は全くといっていい程良くなっていませんでした。

先生からは3つの提案を受けました。1つ目はこのまま静脈点滴を続ける。2つ目は皮下点滴に変えて様子を見る。3つ目はもうこのまま何もしないです。

3つ目の何もしないは選択肢にはありませんでした。長生きしてくれているのであれば選択肢にも入ってきますがリンは若すぎます。このまま何もしないのは可哀想すぎます。1つ目の静脈点滴はこれ以上は時間的にも金銭的にも負担になってしまうので、2つ目の皮下点滴に変えることにしました。

3日に1回の皮下点滴

早速点滴のやり方を教わり皮下点滴を始めました。3日に1回で良いとのことでした。やり方は背中の皮を引っ張りよく伸びる部分に針を刺して点滴をします。針を刺すのが怖いって気持ちは全然ありません。リンの為にはそうしないといけないんですから!! 液が漏れたらやり直しです。主人にリンを押さえてもらい私が点滴をします。もちろん最初は上手くいかず何回もやり直してばかりでした。皮脂の壁に当たって液が入っていない事もありました。やっぱり素人には難しかったですがリンにも主人にも頑張ってもらい続けていきました。

皮下点滴の結果

最初はリンの様子は変わらず、というよりみるみる悪くなっていき遂にはヨタヨタ歩きになってしまいました。椅子の上で寝ようにもそこに上がるのもやっとになってきたので、もうこの子は年を越せないかもしれないと一時は覚悟を決めました。

唯一の期待は餌を病院から指定された腎臓病用のものに変えたんですが、それがリンに合っていたみたいで餌だけはガツガツ食べてくれました。(後で聞いたことですがこの餌の効果も大きかったそうです。)

そして年を越せないかもしれないと覚悟をした途端、年末になると段々歩き回るようになってきたんです。そして走るようになって、ジャンプするようになってと徐々に元気になってくれました。 その度その度が嬉しくて嬉しくて・・・正月が過ぎると大分普段通りのリンに戻っていました。もうこうなったらますます点滴が難しくなってきました。リンが元気なので抵抗してくるんです。これぞまさに嬉しい悲鳴です。その後点滴は4日に1回になり、今では5日に1回まで延ばせています。

1月に入ると餌も少なくなってきたこともあり病院に行きまた検査をしてもらうことにしました。「元気になったので良い結果が出るはず」と活きこんで行ったのですが・・・

貧血治療へ

腎臓病の方は数値も良くなってきて、機械で測れなかった数字が測れるまで回復しました。脱水症状も治ったわけではありませんが改善はされていました。しかし今度は貧血になっていました。腎臓が悪いので仕方ないのですが血液を造る機能が低下しているのです。PVC(赤血球の割合)が23.9になってしまい正常値(32~45)以下で、これ以上下がると餌も食べられなくなるそうです。

ここからは造血ホルモンの注射を1週間に1回射つ治療の始まりです。とりあえずこれを1ヶ月続けてみて良くなっていけばその注射は2週間に1回とか1ヶ月に1回とか延ばしていけれます。しかし腎臓は治る事はありませんのでこの注射も止める事は出来ません。

貧血注射の結果

そして1ヶ月間の注射が済み、その1週間後となる一昨日血液検査をしてきました。結果は冒頭で書いた通りお祝いです。全ての数値が良くなっていました。貧血も脱水症状も正常値まで改善されています。腎臓の機能も正常値まではいきませんが改善されていました。本当に元気になっていたのである程度期待はしていましたが、先生も驚きの結果で嬉しい限りです。主人も一緒に病院に付き合ってくれたり点滴を手伝ってくれていたし、お義父さんとお義母さんも気に掛けてくれていたので家族みんなで喜びました。本当にひと安心です。

最近の様子と今後について

今では見た目はすっかり元通りに戻り元気に走り回っています。得意の襖登りも健在です。

換気の為に窓を開けていると「待ってました!」とばかりに網戸にもよじ登ります。

今このブログを書いている横でリンが邪魔をしてきます。様子もすっかり元通りです。

しかし何度も言うようですが、この病気は治る事はありません。数値が良くても最低月一回の造血ホルモンは注射しないといけませんし、点滴も調子が良ければ頻度は減りますがこのまま続ける予定です。リンが生きている限りはず~っと続きます。

走り回るリンを見ていると楽しいです。遊んで欲しくてうずうずしながらお尻をフリフリしているリンがとても可愛いです。私の周りをちょこまか付いてくるリンが愛おしいです。

こんな元気なリンと長く一緒に過ごせれるよう、終わりはありませんがみんなで一緒に頑張っていきたいと思います。

では今日はこの辺で。 最後まで読んでいただきありがとうございます。 また次回で・・・

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